異常な部活動に喝!

11月, 2010 のアーカイブ

学校教師に部活指導は無理

どこの学校にも部活動はありますが、その指導者となるのは学校教師。

ただでさえ忙しい教師たちにさらに大きな負担を強いています。

先生たちには学科指導に専念してもらった方がいい。

スポーツや音楽など専門的な指導はその道のプロに任せるべきでしょう。

以前息子の中学校の吹奏楽部で顧問をやっていた教諭は、その指導力には定評があり、子供たちからも信頼されていました。
今地域の小学生、中学生を集めて指導を行っています。地域のコンサートに彼らが出場しました。

あまり合同での練習の時間がなくて自信がない、という彼らでしたが、その演奏は普通の中学吹奏楽部の演奏を完全に上回っていました。

指導者によってこれほどまでに違うのか!!

とまさに驚愕の出来ごとでした。

私が望むのはこのようなサークル活動です。
学校の垣根を超え、さらには小学校、中学校の垣根を超え、吹奏楽が好きで真剣に学びたいと望む子供たちが一緒に活動できる場が欲しいのです。

上下関係もなく、学校という閉鎖された環境ではない場で、優れた指導者から適切な指導を受けるということは、学校の部活よりはるかに有意義であると思います。

全国的にこのような場が増え、彼らが大会にも出場できるようになれば、学校の部活も変わるでしょう。そう期待せずにはいられません。

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部活廃止で地域に施設を

ヨーロッパの学校に部活はありません。

断言はできませんが、文科省の役人が書いたものの中にも
「部活は日本独特のもの」といった旨の記述がありましたので多分そうでしょう。

私はザルツブルクで8ヶ月間ほど暮らしましたが、子供たちは大抵昼には帰宅していました。学校給食という制度はヨーロッパにはありませんので、子供たちは皆昼には帰宅して家で家族と食事を共にします。

そして午後はそれぞれ自分の好きなことをするのです。

サッカーの好きな子は地域のサッカークラブで大人たちや自分よりもっと小さな子と一緒にサッカーをします。

水泳をやりたい子は水泳を、音楽をやりたい子は音楽を、同様に地域社会の中で優れた指導者の元楽しく練習しています。

これは子供たちが社会性を身につけて、大人になってゆくプロセスとしても重要な場となっているようです。
また地域社会が子供たちのサークル活動の場としてだけではなく、大人たちにも重要な文化活動の拠点を提供しているのです。

あなたの地域に大人たちが自由にサッカーを楽しめるようなグラウンドがありますか? まずないと思います。

でもザルツブルクにはありました。ドイツ語の授業を終えて下宿に戻ってから、仲間と一緒にサッカーをやりに近くの芝生のグラウンドに行ったこともあります。自由に使うことができました。

そんな場所があるのも、サークル活動というものが中学とか高校に限定されるのではなく、地域社会がそれを支えているからです。

サークル活動を学校が引き受けなければならない理由なんてありません。それは地域社会が引き受けるべきものと考えます。実際に日本のように学校で部活を懸命にやっている国なんて他にないのに、日本のスポーツや芸術が外国と比べて突出して優れているなんて事実はないのです。

それは多くの場合、学校の部活で「燃え尽きて」しまって、小学校から中学校へ、中学校から高校へと進学したときに、活動をやめてしまう子がとても多いからです。

学校は「文武両道」なんて言いますが、その子たちが卒業した後のことなんて全く考えていません。
こんな学校の部活に意味があるでしょうか?
さらに部活が学校という閉鎖された中で行われるため、いじめの温床にもなっています。子供たちが社会性を身に付け、長期的に力を磨いてゆく場とは決してなっていません。

サークル活動を生徒、学生だけのものにするのではなく、多く一般市民に開放すべきではないでしょうか。そうすることにより、グラウンド、体育館、音楽ホールなどの施設が地域に作られるでしょう。

って言うか、作らせなければいけません。

そんなカネはない―――。そうでしょうか?

百歩譲ってカネがないとしたら、学校の施設を使わせてもらえばいいだけです。
指導は教員ではなく、長期に渡って丁寧に指導してくれるプロにやってもらいましょう。

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