異常な部活動に喝!

昨日、息子の高校地域の吹奏楽バンドの演奏会がありました。

小学生からおじいちゃんまで、様々なバンドが集まって演奏を披露してくれました。小学生の金管バンドの元気いっぱいの演奏は本当に楽しいです。

息子の通う高校の目と鼻の先にある中学校は常に県内でも最強校のひとつで、見事な演奏を聴かせてくれました。

吹奏楽が子供から大人まで、自由に楽しめるものであることを再確認させられる演奏会ではあったのですが、では子供たちの多くが吹奏楽を続けているかというと、そうではありません。

大半の子供たちが進学に合わせるように楽器演奏をやめてしまっています。毎年のように全国大会に出場している県内では有名な小学校金管バンドの児童のほとんどが、中学校へ進学したあとはもう楽器演奏をやめてしまうそうです。

息子の高校吹奏楽は県内ではだいたい三番目くらいの力ですが、高校へ入って初めて楽器を手にするような子もいます。すぐそばに力のある中学校があるにもかかわらず、その中学からの入学者で吹奏楽を続ける子はほとんどいないようです。

小学校から高校に至るまで、みな3年以内に結果を求められています。そして短期間に燃え尽きてしまうのが現実のようです。とてももったいないことだと思います。

息子も実は高校へ入ってしばらくは「もう吹奏楽はやらないよ」と言っていたのです。でも熱心に誘われて練習風景を見に行って気が変わったようです。毎日爆笑しながらの練習は楽しくて、今は毎日練習に参加しています。

大半の子が国立大学を目指している環境ですから、班活動優先なんてことはあるはずもなく、親も比較的安心していられます。

自分自身は中学校のころサッカーに熱中しました。誰しもが高校でもサッカーを続けると思っていたようです。

でも私は続けませんでした。中学校では指導者がひとりもおらず、すべて自分たちだけでやらなければならない環境でしたが、最初の地区大会では準優勝しました。次の大会では二回戦で2対1で破れましたが、相手のチームは県大会優勝チームでしたので、悔いはありません。

私も「燃え尽きていた」のかもしれません。中学校で一緒にサッサーをやり、別の高校へ進んだ仲間は

「なんでサッカーをやらないんだ。お前がやらないならオレはつまらない」

と言ってくれたものでした。でもどうしてもやる気になりませんでした。

中学生にとって部長の仕事は結構過酷だったのかもしれません。当時は当たり前のことをやっているだけという気持ちでしたが、多くの部長経験者が高校ではその競技をやめてしまっていることを知り、複雑な思いです。

特にある程度の実績を残した部員ほど、進学を機にやめてしまう傾向が感じられます。

子供たちの成長を真に考えるなら、長期的に活動できる場が必要と思えるのですが・・・。

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コメント先: "真に子供たちの成長を願って" (3)

  1. うすとも の発言:

    はじめまして、UTCHIEさんの投稿を読み、初めて「吹奏楽界の狂気を分かっている人がいる!」と思えました。
    私は小5の娘の母です。
    小4で吹奏楽部に入れて以来、段々に見えてくる部活の現実に驚愕の毎日です。

    8月の「大会」に向けて、日を追い、月を追い、膨らむ練習時間と顧問の怒号に、子供の表情は日に日に笑みが失せています。
    明日の部活が嫌過ぎて布団の中で泣いている時もあります。
    私は今すぐにでも退部させたい思いではちきれそうです。
    でも子供は先生が怖いから?仲良くなった友達を思い?辞める一歩が踏み出せません。

    今の顧問が来る前、吹奏楽部は大会を目指していませんでした。のんびりして今よりは下手だったかもしれません。
    でもお子さん達の顔は輝いて見えた、好きなことを思い切りやって。
    それに憧れ、娘も入部したと思います。
    今は、上手いです、気持ちが悪いほどに。小学生とは思えない。
    娘も、もうすぐ燃え尽きてしまうかもしれません。

    他のお子さんや親御さんの中でも、懸念あるのだと思います。。
    けれども顧問の剣幕のすごさと、自分と子供の立場が悪くなるのを恐れてか、誰も発言しようとしない。
    私は何度か顧問に訴えましたが「お宅のお子さんはナイーブだ」的に片付けられ、更に問題の保護者として邪魔者視されています。
    小学校教諭をしていた義母も、話が分かる方だと思うのですが、相談すると「あまり深く考えてもあの個のためにはならない。辛いことをやり遂げるのも人生には大切」との返事が返ってきます。

    主人は部活の問題を理解しているけれど、仕事も忙しく、今は学校に働きかけるには至りません。

    私達はモンスターなのか?と思えてくる。
    子供の立場を考えると、これ以上親がうるさくするのは逆効果なのかと口をつぐむしかないのかという思いに傾いているところです。

    でも、子供のために、わらをも掴む思いで日々検索を続け、ついにここにたどり着けました。
    読むうちに、心がすーっと、透き通ってきました。
    けれども、私がすーっとしているだけでは解決にはならない。
    この問題が、個々の閉じられた場所の問題ではなく、社会問題として、線で結ばれてほしいです。
    部活があるたびに、また苦しみの1日を与えてしまう。
    早く、ここから抜け出させてあげたいし、あわよくば音楽を愛せる環境を作ってあげたい。
    自ら考え行動できる環境を作ってあげたいです。
    将来一緒に社会を築く友達たちにも、健全に育ってほしいとねがってやみません。
    何か私にできることはないか、と毎日思いながら、これからも拝見させていただきます。

    • うすとも 様。
      コメントありがとうございます。

      正直、仰天しています。
      小学生ですよね。小学校でもそんなにひどいんですか?
      私たちの地域の小学校がとてもまともに思えてきました。。。

      息子も小学校4年か5年から吹奏楽をやっていますが、小学校の頃は練習なんて日常の生活や勉強に影響を及ぼすほどのものでは全くありませんでした。当然、皆ヘタクソではありましたが、楽しくやっていました。たいがいの小学校ではそんな感じです。

      小学生が泣かされるような学校なんてあってはならないと思います。そんな状況を校長は知っていて容認しているのでしょうか? 信じられない思いです。教育委員会は地域によって対応が全く異なるので、どこまで親身になってくれるか分かりませんが、一度市や都道府県の教育委員会に相談されたらいかがでしょうか?
      まともな教育委員会なら、相談者を表に出す事なく直接学校と話し合ってくれます。
      私は息子が中学校のときに所属していた吹奏楽部に多くの問題があったにもかかわらず、顧問も校長も真摯な対応をしてくれなかったことに業を煮やし、県の教育委員会に連絡をとってみました。そして教育委員会から学校に適切な対応を取るよう申し入れをしてもらったのです。
      教育委員会は学校にとっては”コワイ”存在のようで、すぐに教頭から私に電話がかかってきました。

      運動部と吹奏楽部は多くの学校で練習過多になっていることを、教育委員会も文科省も承知していて、それぞれ「提言」のようなものを出しているほどですので、問題意識は彼らにはあるはずです。

      さて、私は学校へ行って、校長と長時間に渡って話し合いを行いましたが、結果はわずかではありますが、前進がありました。ただしじきに約束は保古にされ、こちらも呆れ返ってしまい、もうそれ以降は何も言いませんでしたけど。。。

      私が顧問(同時に学級担任でもありました)や校長を厳しく批判したことで、息子が何か差別や進学に不利益になるような仕打ちを受ける事は全くありませんでした。
      当然です。もし仮にそんなことをしたら、その学校は新聞ざたになって校長も顧問も配置転換になってしまいますからね。ですから学校との関係においては恐れることはありません。ただイヤなのは、他の子のの親との関係ですよね。
      一部の親たちとの関係は悪くなるかもしれません。それは覚悟すべきだと思います。ご自身のことよりお子さんのことを第一に考えていただきたいと思います。
      それに、一部の親たちも不満を抱えている可能性は高いです。
      「別にプロにしようってわけじゃないし・・」という母親たちの声を私自身何度か耳にしていましたし。

      「辛いことをやり遂げるのも人生には大切」というのは小学生相手に言うことばではないと思います。やり遂げる前に当人が潰れてしまったら、元も子もないではないですか。

      それにお父さん。頑張ってくださいよ。仕事よりお子さんの方が大事でしょう。
      私は月に300時間を軽く超える仕事をしながら、子供のことに気をつかわなかったことはありません。「仕事」は言い訳になりません。まさか月に400時間も仕事しているわけではないですよね。

      親が対応を間違ってしまうと、将来的に親子の関係は確実にこじれます。それを多く見てきました。まずはお子さんに寄り添って、どうすべきかを親子で相談しあってください。
      お願いします。
      部活で泣かされる子をもう見たくはありません。。。

  2. うすとも の発言:

    UTCHIEさんへ
    早々のお返事ありがとうございました。
    思い切って何人かのお母さんに話をしてみると、同じように心配している方も少なくないことがわかりました。
    話してみるものだな、と思いました。
    けれども「練習が過熱するのは反対だけど、でも賞は取れれば嬉しいよね」との本音も。親なら当然でしょ、って感があります。
    練習は減らしてくれ、でも賞は取ってくれ、というのも素人には無理難題。

    もし賞を与える側の方々が紳士なら、この現状、大人の思惑が絡み合い、結果、子供達への過剰な要求となってしまう現状をセーブするルール作りをお願いしたいと思いました。

    「活動の場が学校である必要はない」とのご意見も、なるほど目からうろこです。
    欧米では日本のような一種目に偏った活動をしていない事実も、夫から以前に聞いていました。
    システム自体をリセットしないと、という趣旨、夫もUTCHIEさんと近い考えだと思います。
    夫も常に、私以上に考えてくれてはいて、ただ何事慎重で、独自に攻略を練っているようです。
    義母にも執こく訴えたら徐々に理解に傾いてきているようです。

    それで、私はひとまずUTCHIEさんに習って、今一度、顧問に、それと校長先生にも投げかけてみたい気持ちでいます。
    地域性を考えても、できればお互いに大げさにせずに済ませたいし。

    他のお母さんは「大会終わるまでは我慢、終わったらどうにかしよう」ということでほぼ一致。
    でも私は、大会終わってからでは「喉元通れば・・・」となってしまうと思うのです。
    うまくいくかなあ、顧問に「またお前か根性なし」という顔されるだろうな、とか心細いのも相変わらずなのですけど。

    でも、猛暑の中、今日も19時近くまで拘束されている10歳の娘。土日は7時間ずつ、怒られながらやらされる。
    「子供の心に寄り添う」― その通りに娘の顔を思い出し、娘の心持になってみると、その度、泣けてきます。
    やっぱり私は間違えていないと信じたいと思います。

    後押しとなるアドバイスありがとうございました。
    これからも折に触れ参考にさせていただきます。
    闘病のページも拝見しました、お体お大事下さい。
    では・・・

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