異常な部活動に喝!

8月, 2011 のアーカイブ

やっぱり高校の部(班)活も異常

高校の部(班)活動に関しては、ここでは取り上げないことにしてきましたが、やっぱりヘンです。

息子は吹奏楽を中学校に引き続きやっています。
当初は時間的に無理だと判断して、「吹部には入らない」と言っていたのですが、強い勧誘に抗しきれずにやることになってしまったのです。

練習は朝と夜あるので、7時前には家を出て帰ってくるのは20時です。それは休日も続きます。
学校からは

「毎日最低2時間の自宅学習。休日は最低4時間はやってください」

と入学当初から言われていましたが、それはとても不可能な状態です。
案の定、成績は下降線をたどっています。

こうなると、いったい何のために高校へ入ったのか分からなくなってしまいます。
当人は研究者の道を進みたくて、長時間の通学時間も厭わずその高校へ入学したはず。

ところが夏休みの課題すらとても満足にはできていない。
なにしろ大会前ということもあって、お盆の4日間以外は毎日朝から晩まで練習だったのですから、学習の時間なんてあるはずがないのです。

やはり異常です。
「勝つこと」が常に最優先されてしまうように感じます。

学問に 「勝ち負け」はありません。大学進学も勝ち負けではありません。
将来数十年に渡ってやってゆく勉強の基礎固めの段階においても、そして引退するときにおいても、学問に勝ち負けなんてないんです。

それなのに、まるで資本主義の僕たれ! とばかりに競争し、その中で勝つことばかりを重視する今の学校の部活動は異常です。

かつてフランス政府が大学に対して、もっと経済効果を上げるようなカリキュラムを実施するよう動きかけたことがあります。

そのとき学生達は大規模な抗議行動に出ました。

「大学は職能訓練校ではない。アカデミックなところであるべきだ!」

という主張がなされました。

日本の若者たちは、幼い頃から競争原理を叩き込まれているので、学問の何たるかを自問すらしません。
これでは日本の将来はアウト! でしょう。

 

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中学校吹奏楽 県大会

息子を伴って、

中学校の吹奏楽コンクール県大会

を聴きに行っていました。

なんだか年々レベルが上がっているように感じます。
とても難しい曲に挑戦し、見事に演奏している様は驚きといっていいでしょう。

今回なんと言っても驚いたことといったら、

それまで無名の中学がいきなり「金賞」を取った

ということでしょう。

去年まで
「常に金賞受賞校」を率いてきた先生が転任した先の学校でした。

その学校の演奏 は、正直驚愕の”事件”でした。
演奏後にはホール内がざわつくほどの出来事でした。

だって、無名の学校を就任わずか半年で県内トップレベルの演奏を聴かせるまでに成長させたのですから!!
いかに指導者の力がものを言うか、ということを まざまざと見せつけられました。

さて、吹奏楽では立派な成績をおさめた子どもたち。
でも勉強の方はどうなのでしょうか?
中学校で必要な学力は絶対に身につけておくべきです。
学力崩壊が叫ばれて久しいのですが、その対策は「ゆとり教育の見直し」程度のものでしかなく、あまり効果が上がっていません。
ハッキリ言って、テストの点はあまり気にしなくいい。どうでもいいわけではありませんが、もう崩壊寸前の子供にあまり点数のことを言ってもしかたありません。それより、「人として必要な教養と知性」を持つことを望みたいと思います。
ところが今そのところが一番崩壊してきてしまっているように感じられてなりません。また、学力のある生徒ほど、「人としての教養、知性」を身につけているということもあるので、やはり学力は無視できないという事情はあります。

気になる事実があります。

とある県内有数の進学校のすぐそばにある中学校のことです。
その中学校も吹奏楽部が強く、今回の県大会でも「金賞」を受賞しています。
ところがその中学校から、すぐそばの高校への進学者がとても少ないのです。
その高校の吹奏楽班にはとなりの中学校からの生徒がいても良さそうなのですが、ほとんどいません。

このようなことは吹奏楽だけにとどまらず、野球、サッカーなどでも言えることです。

私の中学校の同窓生で、中学、高校と野球を続けて甲子園に二年連続出場した男がいます。
彼は毎日野球をやりながらも、一度として学年の成績が二番と下がらなかったということです。
そして名門大学へ一発で合格しました。今や弁護士です。

そのようなひともいますが、それは本当にまれです。
中学生はあくまで学校の勉強が主体であって、部活主体の生活などあってはならないと考えます。どうしてもやりたいことがあれば、中学で必要な学力を身につけてから、やりたいことのできる高校へ進めばいい。

上記の野球部の男はそうしたのです。

そして強い肉体、優れた頭脳、そしてタフな精神力をもって、社会のために大きな仕事をすることができています。

中学校で、大会に優勝した経験は素晴らしいものでしょう。
でも人生はまだ始まったばかり。その先が本当に大事なのですよ。
そこで燃え尽きてしまい、あとは抜け殻のようになってしまっては全く意味がありません。

あくまで長い人生の中の学習のひとつとして部活動を行ってもらいたいものだと願わずにはいられません。

ある中学生の言葉です。

「そりゃ、あそこまでやれば金賞取れるでしょう。でもそのために高校進路まで犠牲にするなんてできっこないよ!」

—-それがまともは感覚なのでは?

あさって県大会 は高校です

高校吹奏楽の県大会をあさってにひかえ、息子は毎日練習漬け。

といっても息子は出場しません。でも皆と一緒に練習!!

昨日までの3日間は高原の音楽ホール付きホテルで夜中まで練習だったようです。
そして今日も明日も帰宅は10時過ぎという練習のすごさ!!

中学校ではあり得ない練習量です。
三年生はこれが最期の大会となる可能性が高い。でもあと一歩で次の大会も狙えるのでは・・・という思いが、彼らをそこまで熱中させるのででょう。

「なんだか劣等生がする試験前の 一夜漬け勉強みたいだな」

と言う私に、息子は無言でした。。。

でもあさって大会をひかえているのに、その前日まで遅くまで練習して効果あるのかしら。
音楽のことは分かりませんが、勉強でもスポーツでも前日はゆったりと構えて心と身体を最高の状態に持ってゆけるように調整する日だと思うのですが。

前日まで焦ってやる状況で良い結果が得られたことは私にはありませんでした。

ま、高校生はいろんな体験をしてみるのがいいでしょう。全国大会(普門館)なんて 夢のまた夢。彼ら自身が良く分かっているでしょう。でもとことん自分を追いつめてみたいと思っているように感じます。

この大会が終われば、三年生は大学受験モード。もう一生バンドで楽器演奏することのない生徒もいるでしょう。そんな想いを抱きながら、大会直前に必死になっている彼らの姿は美しくも感じられます。

一応彼らの名誉のために言っておきますが、県内では有力校のひとつです。「文武両道」をモットーに掲げる学校にふさわしい生徒たちだと思います。
顧問にやらされているのではなく、自分たちの自主的行動であるし、普段は部活中心 ではないから私も応援できるのです。

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