アンサンブルコンテストにむけ猛練習
息子中学校の吹部一年生は、いま2月5日の
「中日アンサンブル・コンテスト」にむけて猛練習をやっているようです。
土曜も日曜もなく、夜遅くまで練習練習・・・。
息子も一年部員に頼まれて様子をみにいってます。
「なんでオマエが行くんだよ。オマエは受験生だぞ」
と言っても、後輩がかわいくてしかたないのか足しげく練習場に通っているようです。
アンサンブルの練習に力が入っているのは理由があります。
それは顧問がノータッチだから、落ちついて楽しく練習できるようなのです。
顧問が居ない方が練習に身が入り上達するというのは、なんとも皮肉です。
これをみるだけでも
「部活が学校単位で行われなくてはならない」
理由はありません。
好きなことは自由にやらせれば集中してできるのです。
そこに優秀な指導者が加われば、その子はさらに飛躍して伸びます。
逆に好きではない人にちょっかい出されると、とたんにモチベーションが下がってしまいます。
中学校では顧問の任期はその先生の赴任期間とイコールです。
大抵は3~5年くらいで学校をかわってゆきますので、顧問期間もそれくらい。
これではひとつの学校の部活を責任をもって指導することなんて土台無理なはなしです。
またほとんど自分でやったこともない競技の顧問をやらされる場合もあるのですから、顧問となった先生も気の毒なら、そんな顧問を当てられた生徒も気の毒というものです。
何度も言いますが、学校が部活を引き受けなければならない理由なんてありません。
こんなことをやっているのは日本くらいですが、良い面なんてほとんどないのです。
地域社会がサークル活動を支援し、優秀な指導者を配置し、長期にわたって地域のこどもから大人まで指導する組織をつくるべきだと思います。
学校の違い、世代の違いを超えてともに楽しめるサークル活動が地域社会に根付けば、様々な面で活性化されるでしょう。いじめの温床になることもありません。
吹奏楽のみならず、スポーツ競技でも学校単位の大会から地域のサークル単位での大会になってくれることを望みます。